処理ロボットでは、出荷指示取込み時における自動化設定を自由に作成いただけます。
※処理ロボットの設定について※
処理ロボットは設定内容により、出荷作業に大きく影響がでる機能となっております。
お取り扱いには十分ご注意願います。
また本機能はご利用者の責任において利用いただくものとなります。
弊社では設定のご依頼、設定の確認やテスト等は承っておりません。
ご理解賜りますようお願い申し上げます。
本メニューは以下権限にて設定いただけます。
・倉庫管理者
・管理者
本ページでは処理ロボットのフィルター設定にフォーカスして説明いたします。
処理ロボット フィルター設定方法
フィルター設定では条件に合致した注文、あるいは明細に対してどのような処理を行うか、について設定できます。
※フィルター設定は必須設定項目ではありませんが、設定したいルールによっては必要な場合があります。
① [フィルター登録]ボタンをクリック
② [選択してください]からフィルターの種類を選択
③ [選択してください]より[文字列][数値][日付]を選択し入力値を入力
※フィルターが複数ある場合は[フィルター登録]ボタンから複数追加できます。
処理ロボット フィルター種類
条件設定では以下13のフィルターから選択できます。
・固定値を入力
エラーを出力する際に文字列を入力したり、受注データに存在しない情報を書き加えたい時に選択する項目です。
文字列:文字列を入力したい時に選択します。
数値 :数値を入力したい時に選択します。
日付 :当日の日付、または指定日を入力したい時に利用します。
標準の処理ロボット【同一注文番号を取り込まない】や【商品マスタに登録がない場合注文を取り込みません。】にて
ログ>エラーログのエラーメッセージに標準するエラー内容を入力しています。
・制御文字を削除
出荷指示登録CSVの特定列の制御文字(カンマ・タブ・スペースなど
CSVデータ登録処理に影響を及ぼす文字)を削除する場合に使用します。
[フィルター結果]の項目から、制御文字がとりこまれている項目を指定することで、
前後(制御文字・文字列・制御文字)の制御文字を削除することが可能です。
※文字列を置換でも制御文字の削除は可能です。
・文字列を結合
出荷指示登録CSV上の2つの項目(例:住所1と住所2)を結合したい場合に選択する項目です。
区切り文字の入力欄にスペースやスラッシュ等を入力することで項目ごとに区切り文字を入れて値と値を結合できます。
・文字列を抽出
出荷指示CSVで取り込んだ情報から抽出した情報で商品を注文に追加したり、その他RPAを作成する際に使用します。
[フィルター結果]の項目からCSVで取り込んだ抽出したい項目を選択する必要があります。
主に「(*)」等の【正規表現】で利用します。※詳しくは検索エンジンにて「正規表現」で検索ください。
※【文字列をカット】または【文字列を分解】でも対応できます。
・文字列をカット
出荷指示CSVで取り込んだ項目の情報から、必要な文字数を指定して抜き出し、別の列へ代入したい場合に使用します。
[選択してください]の項目からCSVで取り込んだ該当の項目を選択する必要があります。
例)品番列とは異なる列(A列)に、キャンペーン等で指定されたプレゼント商品の内容が出力される場合
A列の内容:present-001(001が品番) ※他の品番も3桁
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[文字列をカット][(A列を取り込んだ項目)]の内容の[9]文字目から[3]文字を抽出
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カットした情報をアクション設定でどこに取り込むのか設定することで様々なRPAを組むことが可能です。
・文字列を置換
出荷指示CSVで取り込んだ情報について、置換したい文字などがある際に選択する項目です。
※制御文字もスペースに置換することで削除できます。
・文字列を分解
【バナナ/キャベツ/スイカ】など形式で出荷指示CSVのデータ内に出力されている場合
【バナナ】のみをコマースロボに取り込むというような設定を行う場合に選択する項目です。
上記例であれば、
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[文字列を分解][(バナナ/キャベツ/スイカを取り込んだ項目)]の内容を区切り文字[/]で分解し[1]個目を抽出
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と設定することで【バナナ】のみ抽出することが可能です。
2個目を抽出すると【キャベツ】のみ抽出されます。
3個目を抽出すると【スイカ】のみ抽出されます。
・文字列を全半角変換
出荷指示CSVで取り込んだ情報を半角を全角に変更、全角を半角に変更する際に選択する項目です。
佐川急便のe飛伝等に送り状CSVを取り込んだ際に、半角・全角が混在しているとエラーになる場合があります。
その際、このフィルター設定を使って全角を半角に、半角を全角に変換することが可能です。
[選択してください]から半角全角変換(もしくは全角半角変換)する項目を選択してください。
・数値を計算処理
出荷指示CSVで取り込んだ項目の数値を計算する場合に選択する項目です。
商品のサイズ係数(商品マスタごとに設定可能な係数)や高さを利用し配送方法を変更する際に利用できます。
例)商品の合計金額に調整額(手数料等)を加算したい場合
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[数値を計算処理][合計金額]の内容に[調整額]の内容を[+(加算)]
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例)各注文の注文数量を加算したい場合
品名:バナナ 数量:1 金額:100
品名:スイカ 数量:3 金額:100
上記のような場合で数量1と3を加算したい時は
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[数値を計算処理][フィルター結果]の内容に[数量(明細)]の内容を[+(加算)]
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と設定することで注文の各数量を加算することが可能です。
・日付を計算
出荷指示CSVで取り込んだ日付を含む項目について、日付計算処理をしたい場合に使用します。
[フィルター結果]の項目からCSVで取り込んだ該当の項目を選択する必要があります。
標準処理ロボット【配送指定日チェック】では出荷予定日に7日を加算する処理を行っています。
・日付をフォーマット
出荷指示登録CSVで取り込んだ、日付を含んだ項目について、日付フォーマットを変更したい場合に使用します。
[フィルター結果]の項目からCSVで取り込んだ該当の項目を選択する必要があります。
主に出荷実績の出力のために、出荷指示取込の際に予めRPAで日付をフォーマットしたいときに選択します。
< よく利用される日付フォーマット形式 >
・Y-m-d形式 :「2019-05-01」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、ハイフン区切りで出力されます。
・Y/m/d形式 :「2019/05/01」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、スラッシュ区切りで出力されます。
・Y年m月d日形式:「2019年05月01日」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、年月日区切りで出力されます。
・Ymd形式 :「20190501」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、区切り文字無しで出力されます。
・ymd形式 :「190501」など、年2桁月2桁日2桁の日付が、区切り文字無しで出力されます。
(Yが大文字なら年が4桁、小文字なら年が2桁で出力されます。)
・Y-m-d H:i:s形式 :「2019-05-01 12:34:56」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、ハイフン区切りで出力された後、
時2桁分2桁秒2桁の時刻も表示されます。
・差分を抽出
プログラミング等で情報が出力されている際に利用できる機能となります。※基本的な文章などにはご利用いただけません。
[比較文字]の入力欄に入力した内容と[フィルター結果]の項目に取り込まれた内容を比較し、その差分を抽出します。
・バイト数を取得
CSVで取り込んだ情報について、バイト数を確認したいときに利用します。
[フィルター結果]の項目からCSVで取り込んだ該当の項目(バイト数を確認したい項目)を選択する必要があります。
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