処理ロボットと同じ機能ですが、処理ロボットを利用する必要がないような簡単な処理の場合に利用します。
■詳細設定の設定方法
変換ロボットの項目の一番最後の項目を選択すると「設定」「消去」のボタンが出現します。
「設定」のボタンから設定をはじめます。
※処理ロボットとは違い、項目ではなく列で比較する形となります。
基本的に「詳細設定」の項目は「条件設定」「フィルター設定」「アクション設定」から成り立っています。
♦条件設定
処理ロボットとは違い、指定できる条件は「列を比較」のみです。(処理ロボットの「値を比較」とほぼ利用方法は一緒)
項目ではなく、出力するデータの列数を指定することとなります。
- 全一致:比較文字列に入力した値と、比較した列の値が「全一致」の場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
- 部分一致:比較文字列に入力した値と、比較した列の値が「部分一致」の場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
- 前方一致:比較文字列に入力した値と、比較した列の値が「前方一致」の場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
- 後方一致:比較文字列に入力した値と、比較した列の値が「後方一致」の場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
- ではない:比較文字列に入力した値と、比較した列の値が「一致しない」場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
- 以上:比較した列の値が、比較文字列に入力した値「以上」の場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
※比較文字列に入力した値を含みます。 例)5以上:5を含む。5より大きい数字
- 以下:比較した列の値が、比較文字列に入力した値「以下」の場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
※比較文字列に入力した値を含みます。 例)5以下:5を含む。5より小さい数字
- より大きい:比較した列の値が、比較文字列に入力した値「より大きい」場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
※比較文字列に入力した値を含みません。 例)5より大きい:5を含まない。6より大きい数字
- より小さい:比較した列の値が、比較文字列に入力した値「より小さい」場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
※比較文字列に入力した値を含みません。 例)5より小さい:5を含まない。4より小さい数字
- 存在する:比較した列に値が「存在する」場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
- 存在しない:比較した列に値が「存在しない」場合に処理設定を起動したい場合に利用します。
♦フィルター設定
基本的に利用できるフィルターは処理ロボットと同じです。(バイト数取得を除く)
【固定値を入力】
固定値でデータを出力したい時に選択する項目です。
※処理ロボットとは違い、基本的に文字列の入力となります。
【制御文字を削除】
特定列の制御文字(タブなどCSVデータ処理に影響を及ぼす文字)を削除したい場合に使用します。
※文字列を置換でも制御文字の削除は可能です。(カンマやスペースは置換をご利用ください)
【フィルター結果】から、制御文字がとりこまれている列を指定することで、
前後の制御文字を削除することが可能です。
【文字列を結合】
データを出力した列を結合したい場合に選択する項目です。
区切り文字の入力欄にスペースやスラッシュ等を入力することで列の間に区切り文字を入れることが可能です。
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【結合例】
出力設定
【5列目:送付先住所1(東京都港区1-2-3)】【6列目:送付先住所2(マンション名5階)】が紐づいていた場合
フィルター設定
【文字列を結合】【列番指定】【5】列目の内容と【6】列目の内容を区切り文字【 (スペース)】で結合
結果
【東京都港区1-2-3 マンション名5階】のように結合されます。
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【文字列を抽出】
特定列を指定し、抽出する際に使用します。
【フィルター結果】から抽出したいCSVの列を指定する必要があります。
主に(*)【正規表現】等で利用します。※詳しくは「正規表現」で検索ください。
※【文字列をカット】または【文字列を分解】でも対応できます。
【文字列をカット】
出力した特定列の情報から、必要な文字数を指定して抜き出したい際に利用します。
【フィルター結果】の項目から出荷指示CSVの列を指定する必要があります。
(例)品番が出力されるA列とは別の列(B列)に、キャンペーン等で指定されたプレゼント商品の内容を出力したい
A列の内容:present-001(001が品番) ※他の品番も3桁
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【文字列をカット】【A列】の内容の【9】文字目から【3】文字を抽出
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カットした情報を別の列に出力することが可能です。
【文字列を置換】
出力した特定列の情報について、置換したい文字などがある際に選択する項目です。
※制御文字もスペースに置換することで削除できます。
【フィルター結果】から該当の列を指定する必要があります。
【文字列を分解】
出力した情報が【○○○/△△△/▢▢▢】などの際に、【○○○】だけを出力したい場合に選択する項目です。
上記例であれば、
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【文字列を分解】【列番指定】【(○○○/△△△/▢▢▢が出力されている列)】の内容を区切り文字【/】で分解し【1】個目を抽出
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と設定すれば【○○○】のみ抽出されます。
2個目を抽出すると【△△△】のみ抽出されます。
3個目を抽出すると【▢▢▢】のみ抽出されます。
【文字列を全半角変換】
出力した情報を半角⇒全角に変更したり全角⇒半角に変更したいときに選択する項目です。
佐川のe飛伝Ⅱに取り込む際、半角・全角が混在しているとエラーになる場合があります。
その際、このフィルター設定を使って全角⇒半角にすることが可能です。
【フィルター結果】の項目からCSVの該当列を指定する必要があります。
【数値を計算処理】
数値を計算して出力したい場合に選択する項目です。
※簡単な計算しかできません。基本的に取込時に処理ロボットで設定していただくことをお勧めします。
【日付を計算】
出力した日付の情報について、日付計算処理をしたい場合に使用します。
【フィルター結果】の項目からCSVの列を指定する必要があります。
【日付をフォーマット】
出力した日付について、日付フォーマットを変更したい場合に使用します。
【フィルター結果】の項目からCSVの列を選択する必要があります。
<よく利用されるフォーマット形式>
・Y-m-d形式:「2019-05-01」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、ハイフン区切りで出力されます。
・Y/m/d形式:「2019/05/01」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、スラッシュ区切りで出力されます。
・Y年m月d日形式:「2019年05月01日」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、年月日区切りで出力されます。
・Ymd形式:「20190501」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、区切り文字無しで出力されます。
・ymd形式:「190501」など、年2桁月2桁日2桁の日付が、区切り文字無しで出力されます。
(Yが大文字なら年が4桁、小文字なら年が2桁で出力されます。)
・Y-m-d H:i:s形式:「2019-05-01 12:34:56」など、年4桁月2桁日2桁の日付が、ハイフン区切りで出力された後、時2桁分2桁秒2桁の時刻も表示されます。
【差分を抽出】
プログラミング等で情報が出力されている際に利用できる機能となります。
※基本的な文章などにはご利用いただけません。
【比較文字】の入力欄に入力した内容と【フィルター結果】から指定した列を比較し、その差分を抽出する機能となります。
♦アクション設定
詳細設定のアクション設定は「データを出力」「データを出力しない」「データを列に記録」の3種類あります。
【データを出力】
フィルター結果で処理した内容や、コマースロボに取り込んだ情報を出力したいときに利用する項目です。
フィルター結果:フィルター結果を選択すると、フィルター設定で処理した内容を対象列番(詳細設定を紐づけた列)に出力することが可能です。
列番指定:列番指定を選択すると、選択した列に出力されているデータを対象列番(詳細設定を紐づけた列)に出力することが可能です。
データ指定:データ指定を選択すると、選択した項目に取り込まれた情報を対象列番(詳細設定を紐づけた列)に出力することが可能です。
【データを出力しない】
条件に当てはまった場合、データを出力したくない場合に利用します。
【データを列に記録】
フィルター設定で処理した内容をどこかの列に出力したい場合に利用する項目です。
フィルター結果:フィルター設定で処理した内容を指定した列に出力したいときに選択します。
列番指定:出力した特定列の情報を違う列に出力したい場合に利用します。
【データを登録しない】
入力設定で利用する項目です。出力では利用しません。
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